2004年04月03日
今日のメディア : [小説] 山田 太一 - 異人たちとの夏
よく名作だと言われる『ふぞろいの林檎たち』は、拙者の世代と少しズレている。そのため、まともに山田太一脚本のテレビドラマを見たことはなかったが、この前テレ朝の開局45周年記念でやっていたドラマ『それからの日々』で初めて山田太一と出会った。
結論から言うと、ドラマも、この本もおもしろい。繊細に描き出される人間関係や、場面設定が秀逸なのは言うまでもないが、なによりも素晴らしいと思ったのは話とセリフのリアルさ。
どうでもいい作り話が氾濫している世の中で、今「リアルである」ということは、相当に難しいのではないだろうか。それが本来のドラマのおもしろさであるとは思うが。
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