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2003年11月20日

今日のメディア : [エッセイ] 椎名 誠 - ロシアにおけるニタリノフの便座について

各地の祭りの話を読んで、地元の祭りを思い出した。祭りの出店といえば、誰もが焼きそば、たこ焼き、フライドポテト、クレープと色々とあったなぁと思い出すことだろうけど、拙者が何よりも最初に思い出すのはハンバーグの出店である。

これまで、どんなに拙者以外の地方出身者に聞いてもハンバーグの出店があったという話を聞かないが、とにかく地元の祭りには確かにあった。1個150円で、串にハンバーグそのものがブスリと刺さったものを鉄板で焼いてもらえるのである。そのままでも肉汁たっぷりでウマイのだけど、なによりもこのハンバーグの魅力は、ケチャップ、マヨネーズ、そしてオタフクのお好みソースがどれでも好きなだけ付けてよし!という驚愕の味付けバイキング制度をとっていたことである。

そもそも拙者の田舎は、当時はファミレスもコンビニもないようなところだったので、テレビで見たりする「○○放題」という言葉が現実に訪れたという事実だけでも、無性にドキドキしてしまうほどであった。そこで編み出された技が、ハンバーグの1面にたっぷりとお好みソースを塗り、さらに裏面にケチャップをこれまたたんまりと塗り、極め付けにハンバーグの厚みを利用して楕円形の円周部分にマヨネーズを零れ落ちそうなほど塗りたくる、というものだった。

あの狂ったように味の濃いハンバーグは、今になっても忘れられないなぁと思った。

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