2003年10月12日
オキ日記 : JINROのハーフボトル
夕方、チェーンの切れた自転車を直しに近くのホームセンター兼スーパー兼自転車屋inテナントのお店に出向く。もう閉店間際で、「本日これからの修理は明日以降のお渡しとなります」の看板が出ていたにも関わらず、「チェーンが切れたんですけど…」というカンタンなお願いだけで、好青年店員はアッサリと応じてくれた。
「オレ、技術畑だからさ、もうちょっとぐらいの故障なら5秒で直してやっかんね」という顔つきをしたその店員は、あっさりとチェーンをはずし、手が汚れるのもいとわずに切れた箇所と原因を探り、ゴワーッという勢いでチェーンを新品同様に直してしまった。
「ぎょえー、こんなプロの仕事見せられて、どれくらい請求されるのかなぁ…ガクガクブルブル」という表情をしていると、店員はニコッと笑って「技術料として300円だけいただけますか」と言った。いや、おっしゃった。
300円ですと? 払います払いますいますぐ払いますていうか払わせろ!ということで部品代込みで拙者は\460(税別)を支払った。そして思った。自転車屋は神だと。
思えば、これまでの人生で自転車が壊れたり、一時的に乗れないような状態になったことがない。よって、自転車屋というところには、新車を買いに行くときにしか訪れたことがなかった。今日、あらためて見渡すとパーツはごろごろ転がってるし、新車がズラーっと並んでるし、なによりも店員は職人気質だし、なんとなくコンピュータの世界と似ているなぁと思った。
帰宅してから新作の打ち合わせ。はてさてどうなることやら。悩んでも見えないので、とりあえず海鮮居酒屋で一杯。JINROのハーフボトルで思いのほか酔う。
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