Experienced Archive

筒井康隆『笑犬樓よりの眺望』

本書は、1984~1993年に「噂の真相」で書かれたエッセイ連載をまとめたものだ。有名な断筆宣言が収録されており、表現の自由を語る上での資料価値も高い。

実際に読んでみて何よりも驚いたのは、筒井さんの世の中の流れのようなものを見通す力である。いまから約15~25年以上も前に書かれたエッセイだというのに、小説/出版の衰退、報道関係メディアの無法ぶり、表現の自由とそれに対する弾圧など、2008年現在でも十分に通じる内容になっている。

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SHOCHU LAB「もろみの見た夢」を買った

アサヒビールがSHOCHU LAB(焼酎ラボ)というおもしろい試みを始めたことを、ひらたさんのブログで知りました。

まずは、SHOCHU LAB の紹介。いままでにないやり方で焼酎を作ってウェブのみで販売していくとのこと。4つ予定しているラインナップの最初のひとつが「もろみの見た夢」という、今回の米焼酎とのことです。SHOCHU LAB ミーティング 「もろみの見た夢」 [dh memoranda]

なっるほどー。酒とウェブ。そりゃもう拙者のためにあるようなものじゃないですかってことで、兎にも角にもポチッと押したわけです。SHOCHU LABの会員になると2,100円のところを1,995円に! 105円の値引きで酒好き&ウェブ好き野郎のメールアドレスがゲットできるわけですな~などと邪推しつつ購入。送料300円と良心的な価格で届けてくれます。

「もろみの見た夢」外箱

きれいな外箱でwktk度もアップです。

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北崎拓『クピドの悪戯─虹玉』1~7

気軽なラブコメ系なのかなーと手を出す。たしかにラブコメ要素も散りばめられているけれども、全体としては全力疾走で恋愛漫画であった。思いがけず1巻から一気に読み終える。恋愛におけるロードムービー的な展開が秀逸だ。

メインキャラクターの怜子も麻美も、まぁいわゆる「都合のいい女」。こんな女いるワケねー!と叫びたくなる気持ちもあるけれど、男としてはどこかでもしかして?というアホくさい期待を抱いてしまうのも事実。

そういう期待を昇華させてくれる本作のエンディングは、ありえねーけど、これでイイとも言えるわけです。

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村上龍『空港にて』

帰郷の行き帰りで読了。思いの外というか、ドラゴン村上らしいエッジの効いた文章で感服。

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浦沢直樹『21世紀少年』上

「上」って何やねん、というツッコミはさておき。

帯コメントが堤監督って唐突だな、と思ったら映画化なのね。うーん、これからの結末よりも、そっちに期待してしまうかも……。

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ゆでたまご『キン肉マン2世 究極の超人タッグ編』8

ウォーズマンがカッコよすぎる! レジェンドとニュージェネレーションを同じタイムライン上に並べたのは正解だと感じ始めた。

猪木と長州と橋本とヒクソンとヒョードルを同じリングに上げるのは無理だけど、みんな妄想しちゃうからね。ファンタジーの上で妄想を禁止しちゃうと、途端にファンタジーじゃなくなってしまうんだろうな。

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柴田ヨクサル『ハチワンダイバー』3

勢い健在。そして爽快。惨敗のあとに何が待ち受けるのか、時間が楽しみになる展開であった。

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石田衣良『骨音 池袋ウエストゲートパーク3』

今後もシリーズものとして順調に巻数を伸ばしていける勢いを感じる。誤解を恐れずに書くと、こういうギアが入ると書く方としては意外とラクというか、流れで進められてイイんだよなー。

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柴田ヨクサル『ハチワンダイバー』1、2

ネット界隈で評判がよかったので購入。

将棋漫画というわりには、あまり具体的な戦況を描いていない。でも、これは狙いなんだろうな。やり過ぎると解説漫画になっちゃうし。ただ、一局を勢いだけで乗り切るには限界があることは見えているので、ここらへんのバランスを今後どうとっていくのかが楽しみ。

ひさびさに将棋を指してみたくなった。弱いけど。

キャラクターが驚いたときの表情やセリフ回しに、徳光康之を感じるのは気のせいかしら。

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斉須政雄『調理場という戦場』

生き方、仕事への姿勢の一つの参考として。

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