- 2007年6月 8日 19:33
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品川で行われたAdobe Creative Suite 3 発表記念イベント「CREATIVE FREEDOM 自由×自在」に行ってきました。ブログに記事を書くことを約束すれば撮影許可をもらえる、ということで、今回は写真付きです。
全体のレポートというよりも、個人的に気になったところだけを抜粋しています。
基調講演
- タイトル
- ADOBE CREATIVE SUITE 3 -デザイン、Web、ビデオ。全てのメディアは新たな次元へ-
- アドビシステムズ株式会社 代表取締役 ギャレット イルグさん
- 予定していたマーク ヒルトンは、残念ながら来日できなかった。
- アドビシステムズ社 CEO ブルース チゼンさん
- ビデオメッセージ。あらゆるメディアでの皆さんのクリエイティビティをサポートしていきたい。
- アドビシステムズ社 バイス プレジデント マイケル ゴフさん
- CS3は、クロスOS、クロスデバイスを可能にするツールである。
- アドビシステムズ社 ディレクター CREATIVE SUITE ウィル アイスリーさん
- CS3には、2年間におよぶ開発期間と、8000万行以上におよぶコードを費やした。
- アドビシステムズ株式会社 西山正一さん
- 全製品のざっくりとしたデモ(注:詳しくは各セッションで、とのことだったので、ここでは省略します)。
ProPhotoセッション
- タイトル
- 徹底解剖!ADOBE PHOTOSHOP CS3のすべて ~Photoshop史上、最大の進化をここに。想像を超えた画像編集が、いま始まる~
- 講演者
- アドビシステムズ株式会社 プリント パブリッシング部 フィールドマーケティングマネージャー 栃谷 宗央さん
製品概要
今までの製品ラインナップは以下の通り。
- Photoshop CS2 → CS3
- Photoshop Lightroom
- Photoshop Elements 5.0
これに加えて、新しく「Photoshop CS3 Extended」が加わった。
Photoshop CS3 Extendedのターゲット
- マルチメディアおよびビデオのクリエイティブプロフェッショナル
- 製造業および設計エンジニア
- 建築家およびエンジニア
- 医療プロフェッショナル
- 科学研究者
など。なお、PhotoshopとPhotoshop Extendedはパッケージが似ている。黄色のラインが入っているほうがExtendedです。
そのほか
- Windows Vista、Intel Macに対応。
- インストールメディアはDVD-ROM。
新機能デモ
起動時間
- 新機能ではないけれど、みなさんにメリットがあるだろう。
- アプリケーション起動時間が、CS2と比べて約20%高速化。
- Intel Macでは、ファイル操作、フィルタなどの操作が、CS2と比べて約40%高速化。
BridgeとLightroom
- Bridgeは閲覧、Lightroomは管理という役割で併用できる。
Camera Rawプラグイン
- バージョンが4.0→4.1になる。
- このバージョンアップは、対応カメラ機種が増えるだけではなく、設定値なども増えている。
クイック選択ツール
- ブラシのようにドラッグで選択範囲を作ることができる。
- 「境界線を調整」ダイアログでクイックマスク、アルファチャンネルなどの切り替えができる。ぼかし、コントラストも調整可能。
スマートフィルタ
- まずフィルタ -> スマートフィルタ用に変換。
- 好きなフィルタをかける。
- これで非破壊編集が可能。
- フィルタの順番も入れ替えられる。
- フィルタ自身に描画モード、不透明度を設定できる。
レイヤーを自動整列/レイヤーを自動合成
- 複数レイヤーの選択はCS2から可能だったが、重なり順の変更や消去くらいしかできなかった。
- CS3では、複数の写真を元にした位置補正が可能。パノラマ写真の作成/色調補正も自動でOK。
白黒
- チャンネルミキサーと比較して、色のパラメータが多い。
- 写真をドラッグすることで、その箇所の色のパラメータを調整することもできる。
トーンカーブ
- プリセットがついた。
- 「クリップを表示」機能。ハイライトやシャドウが強い部分を表示できる。
- トーンカーブのうしろにヒストグラムが表示されるが、リアルタイムには反映されない。見たい場合はヒストグラムパネルを使うのがよい。
Extendedのみの新機能
ものさしツール
- 距離を測るよ!
3Dレイヤー
- 3Dモデルを表示、編集できる。
- 読み込める3Dモデルデータ形式は、以下の通り。
- 3ds Max(3DS)
- Aliaswavefront(OBJ)
- Collada
- Google Earth4(KMZ)
- U3D
アニメーション
- 簡易的なカラーコレクションに便利。
- ビデオのレンダリングもできる!(笑)
Videoセッション
- タイトル
- アイデアを思い通りの映像に!~全く新しいポストプロダクションワークフロー~
- 講演者
- アドビシステムズ株式会社 マーケティング本部 Web&ビデオ部 シニアフィールドマーケティングマネージャ 一ノ瀬 真一郎さん、もうお一方のお名前は書き取れませんでした……
OnLocation CS3
- FirewireでPCとカメラを接続し、録画可能(カメラからの録画スタートもできる)。
- モーション検知で録画スタートをすることもできる。
- 波形モニターなども装備。
Premiere Pro CS3
タイムリマップ/タイムワープ
- After Effectsでできることが、Premiereでもできるようになった、という感じ。
クリップの検索
- ビンの中のクリップを、名前で検索できるようになった! 地味に便利。
クリップの置き換え
- Alt+ドラッグでクリップを置き換えることができる。
SoundBooth CS3
- スペクトル表示をしたサウンドデータを視覚的に編集できる。
- 「オートコンポーザー機能」で、スコアをもとにして強さ、メロディ、ボリュームを設定、自動作曲ができる。キーフレームも使える。
- スコアは、標準で40個ついている。
- Resource Central(ウェブ上の素材DBみたいなもの)から無償/有償のスコア、SEを入手することができる。
Ultra CS3
- DV素材のキーイングに優れている(かなり綺麗に抜ける!)。
After Effects CS3
Illustratorのドロー機能
- レイヤー上にベクターで描画できる。
Brainstorm
- パラメータを選択して実行すると、ランダムでパターンを表示する機能。
- 気に入ったパターンを元に再びBrainstormすることもできる。
- 気に入ったパターンのエフェクトパラメータを見ることもできる。
パペットピンツール
- ピンを振って、有機的にアニメーションを作成できる。
- ドラッグでアニメーションをつけることも可能。
- 一部だけアニメーションさせずに固定しておいたり、重なり順を変更したりもできる!
Vanishing Point
- Photoshopで作成したVPを書き出して、AEで読み込むと、カメラを動かして3Dモデルのように扱うことができる。
Encore CS3
- SWF書き出しができるようになった(メニュー部分はSWF、ビデオ部分はFLV)。
- 簡易オーサリングツールとして利用できる。
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