September mirage 4:ハウステンボスでの休日

ハウステンボスでの睡眠はクソがつくように快適であった。良質なベッドで眠るって、こんなに気持ちいいことだったんですか、先生……(ここでの先生は、各自いい思い出のある先生を思い浮かべるように)。

朝飯はホテルで、和洋折衷なバイキングだ。あまり期待せずに行ったけど、季節のものや地のものをふんだんに取り入れていて、思いの外おいしい。ご飯をおかわりするほどであった。

午前中は、園内のアトラクションを中心に回る。順不同で感想を述べておく。なんかやたらと作る側の視点で見てしまった。

Kirara
愛・地球博のコンテンツを持ってきたってことで、「金かかってますよ感」が満載。上下左右、視野いっぱいに広がるCGは、さすがに興奮を駆り立ててくれる。お話が月の重要性にオチてるかと言うと微妙だけど、アトラクションとしてのバランスを考えるとこういう落としどころになるのかな。
ホライゾンアドベンチャー
演出のキモである「800トンもの本物の水」って文字面では想像しづらい。が、有無を言わさずドバドバと叩き付けられる水を目の前にすると、映像の80's感(金髪兄弟のいたずらが原因で物語がスタートしたるするわけさ!)は遠くへ忘れ去ってしまう。やっぱ圧倒的な物理現象って、何が来てもイイ体験になるものだね。個人的にはベストアトラクション。
グランオデッセイ
自分がどこに出演しているかを探すのに一生懸命で、あんまりお話が頭に入ってこなかった(笑) 拙者はReceiverでした。20人以上がいっきに出演するので、修学旅行生とかはムチャクチャ楽しめそう。あとで知ったけど、シド・ミードとか大貫妙子とか村田連爾とか、スタッフがやたらに豪華だ。
マジックミラーメイズ
似たようなものはどこの遊園地にもあるけど、こういうクラシックなもの大好き! どこかに巨大迷路ばりの大きさで建ててくれないかなーと思うほど。鏡をこまめに磨いているお姉さんがいたのには笑った。
フライト・オブ・ワンダー
ディズニーランド的というかジョイポリス的というか、まぁこういうのも要るよね。
ミステリアスエッシャー
見ていて辛い。映像を見る前のだまし絵ギャラリーだけで十分。

昼飯はホテルの喫茶コーナーで、和牛ステーキハンバーガー(!)を食べる。旅だから豪勢にいくんだぜ!と言いたいところだが、実際のところはツアーパッケージの特典でホテルにて使える割引チケットがあり、半額程度で食べられたから……。ビールなんて飲んじゃって大変気分が良くなりました。

ほろ酔いの状態で、昼過ぎからはクルーザーで大村湾に出かける。大村湾は、海への出口が2箇所しかなく、しかも口が狭いことから、渦潮ができることで有名らしい。実際に出口に行ってみるとグルグルうずまきが大量に! 伊藤潤二の『うずまき』を思い出して、すこしだけゾッとした気持ちになった。

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クルージング自体、あまり期待していなかったのだけど、きれいに整備されたクルーザーで、ひとときの石原裕次郎気分に浸ることができた。ちなみにこのクルーザー、お買い上げだと3億円だそうで……。しかも、港に係留するだけで年間数百万円の費用がかかるとか。だからクルーザーで遊ぶ人ってお金持ちばっかりなんですな。

しかし、一緒に乗った韓国人のオッサンが、「私はマリーナの商売を始めたい」「韓国はマリーナがないから儲かる」と、やたら金の話をし続けるのには閉口だった。操船のお兄さんに「マリーナは儲からないっすよ」「係留してる船が沈んだらマリーナ持ちだよ」と都度否定されていたのには笑ったが。

↓の白いTシャツの人が韓国人のオッサン。港に帰ってきて、クルーザーから降りてからも、じっと白い船体を見つめていた(笑)

その後、てくてくと歩いていった英国式庭園では、裕次郎から一転、英国王室気分に。変わり身の早さ、どんだけ~!

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