2006年7月 Archive

石田衣良『娼年』

女性が嫌悪感なく読めるエロス。もちろんそれだけが売りではないのだけれど、本書の外れない軸であることはたしか。たとえば新宿あたりでよく見かける、水商売風なんだけど、どこか清潔感があって、「この人、どういう仕事をして生きているのだろう?」というような人の生活を妄想させてくれる一冊。

自分の正しさの押しつけについても、考えさせられる。

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ミッション:インポッシブル3

トムちんが「愛してる」っていうシーンで、笑い声が起こったのは2006年7月16日(日)新宿コマ劇場隣の映画館、新宿プラザ。絶妙のタイミングで会場が沸いて、作り手側でもないのに妙に嬉しくなった。

かなり練られたという脚本らしく、しっかりとしたお話に仕上がっていて好感を持てる。M:I-2のように斬新ではないけれど、きちんと見られる映画。それでも橋の上でのアクションシーンは圧巻。ありえねースケールが素晴らしい。過去作と違ってチームワークが強調されている点も個人的に好き。

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坂口安吾『白痴』

初・安吾。と読んだこともないのに、作者を名前で呼んで気取ってみる。古本屋で120円。

坂口安吾『白痴』

石田衣良『波のうえの魔術師』

軽快に読破。株をやりたくなる書だけど、気軽に手を出すと文字通り、波に飲み込まれるだろうと思わされてしまう。うまいなー、と唸る。