黒沢 清監督。http://www.uplink.co.jp/brightfuture/
冒頭から「なんだか色が安定しないなぁ」「ビデオっぽいなぁ」と思いながら見ていたが、あとで24pのハイビジョン撮影と家庭用のデジタルビデオが混ざったものだと知り納得。試行錯誤していた感は否めないが、画としては好みな感じで嬉しい。こういう鑑賞上のハプニング的出来事が好きなので、映画は事前にストーリーなんかの下調べをせずに見るのが好きである。
んで。まず、出てくる人間すべての衣装がイチイチ主張しすぎて(あえてオシャレとは言わない)おり、貧乏なのにこんな服買えるわけないだろ!という違和感があった。けれども演技面ではものすごいリアリティが出ていて無性にドキドキ。こういう空気感を出せる力の源っていうのはなんなんだろう。
僕はあまりミライのことに関しては考えない人だけど、自分の生き方に関してはひとつの基準がある。「楽しい」かどうかだ。そしてアカルイミライに続いていく楽しさであるかどうかだ。それは、新聞の投書欄で団塊の世代がよく言っているような「ひとときの快楽うんぬん」という類のものではもちろんない。
ミライは今があってこそのものであるし、ミライをないがしろに今を生きると、結局ミライをアカルイものにすることはできない。
TrackBackあぁ。DVD見させていただきました。見終わってから題名知って「あぁ〜」って感じです。ついでに、工場や川のシーンは地元でした(笑、徒歩5分
Posted by: haru at 2003年09月06日 21:34あ〜、あのシーンは都内じゃなかったのですね。
まだこういう風景があるんだなぁと勝手に感心していました。
映画のロケ地を見つけると、
なんかよくわからないけど勝ったような気分になりますね(誰に)
そういえば冒頭にタイトル表示がなかったような。
Posted by: オキ at 2003年09月09日 02:02