- 2009年1月 2日 08:53
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PLAYSTATION 3用ゲームソフト。公式サイト。
忙しくなって中断したり、新しいソフトに浮気したりでなかなか進まなかったけれども、ようやくクリア。最終章に入ってちょっとのところで4ヶ月くらい放置してしまったせいで、再開したときにはかなりストーリーを忘れてしまっていた(アホ)。とにかく続編が出る前にクリアできてよかった。ちなみにクリア時間は約40時間。かなりゆっくりめのペースでプレイした。
さて、本作は「龍が如く」シリーズの第3作目にあたるもの。とはいっても、正式なシリーズナンバーは付けられず、「見参!」というタイトルになっている。要は外伝のような扱い。プラットフォームも過去2作のPlayStation 2からPLAYSTATION 3に変更となっている。
ゲームの内容に圧倒的なハードウェアのパワーを生かせているかというと、ちょっと微妙なところ。もともと10人前後の敵キャラと同時に戦う迫力のある戦闘シーンが売りのシリーズなので、そこが大きく進化することはないのだろう。拙者もそこに期待していたわけではないし(もちろん、基本的なグラフィックは大いに進化していますよ!)。
では、どこで評価すべきかというと、やはり本シリーズの一番のセールスポイントであるストーリーだろう。江戸時代への時代転換、京都・祇園へのロケーション転換、これは思い切った舵取りだったが、見事に成功していたように思う。桐生、真島ら、シリーズの世界観を持ち込みながら、宮本武蔵、柳生宗矩など、史実との融合をうまく果たしていた。新キャストである竹中直人らの好演も光っている。
惜しいな、と感じたのはエンディングだ。ネタバレになるのでここでは詳しく書かないけれど、ちょっと力不足なように感じた。過去2作では、終わりに近づくにつれてストーリーが二転三転し、映画のように盛り上がりを増していくところがいい意味でゲームらしくなく、魅力的な点であったのに対して、今作はわりとすんなりとした着地を見せている。時代劇的な流れとも言えるのかもしれないが、せっかくの魅力が半減してしまっているのではないかと思う。
今年2月にはナンバーシリーズ『龍が如く3』も発売されるので、次回作ではそのあたりの進化にも期待したいところ。最終的な評価は星3つ半(満点5つ)。
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