- 2013年1月29日 11:51
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どうしても二郎系ラーメンを食べたくなる夜ってあるよね。こんにちは、沖です。
土日にFITC Tokyo 2013に行ってきましたので、簡単にレポートします。FITCはカナダを発祥とするFlashのイベントでして、日本を含めて世界中で定期的に開催されています。Flash界のレジェンドやビッグネームが一同一堂に集結して一日中話を聞ける上、終わったらみんなでパーティーしちゃおうぜ、という超ナイスな会なのです。
もともとは、FITCとは「Flash In The Can」の略なんですが、いつの間にか「Future Innovation Technology Creativity」に変わっていたので、今はFlashだけに限らずデザイン、アート、テクノロジーなどを幅広く取り扱うことになっているようです。
以下、箇条書きでのレポートです。
参加にいたるまで
- これまでは毎年チケットを購入して参加していました。
- F-siteでも告知を含めたサポートを続けています。
- 今回はもろもろの事情から個人的にボランティアスタッフとして参加することに。
- 具体的には、入場受付と会場運営のお手伝い。
- 空いている時間にはセッションを見られるという感じでした(なので、レポートがないセッションは受付をしてました)。
1日目:1/26(土)
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ドローイングプラス DRAWING +
ビジュアルアーティストShantell Martinのプレゼンテーション。2日目の真鍋さんもそうだったけど、ダンサーとのコラボは純粋に楽しそう! BGMに合わせて手拍子が上がったりして、海外のイベントっぽい感じが滲み出ていた。 -
モバイルデバイス向け触覚デザイン Tactile touch design for mobile devices
「Haptics」というフォースフィードバック技術の紹介。言葉はもちろん英語(逐次通訳でした)だけど、スライドがすべて日本語になっていて驚いた。これがグローバルビジネス……! -
良質なユーザー体験を届けるための思考とプロセス The ideas and process of creating a high quality user experience
1日目としては唯一の日本人スピーカー、DELTROのお二人。坂本さんがデザイン、むらけんがデータ(プログラム)の観点からのフェチズムについて熱く語ったあとに、事例ベースでこれまた熱く語る。最高に熱いよ。というかなぜ30分だけなんだ! もっと聞きたいって人、たくさんいたと思う。でも、あとで直接話を聞いたらスライド準備できたの15分前とかだったらしいw -
あらゆるものを公開する方法 How to Give Everything Away
パソコンを操作する人間がどういう顔をしているのか知りたくて、勝手に撮影するアプリを仕込んだMacをApple Storeに置いたぜ! いろいろあったけど結局作品もできたし何とかなったぜ! というアート&クリエイティブの塊みたいな話が次々と。記事では読んでたけど、本人は意外と穏やかな紳士でビックリしました。Kyleさんがおっしゃった言葉で、非常に心に残ったものを引用ツイートされている方がいたので、それをさらに引用しておきます。
「日本人が、シャイだといってとじこもるのは、自己中心的なことでもある。誰かがあなたのサポートを必要としているかもしれない。」
— 田所 淳さん (@tadokoro) 2013年1月26日 -
クライアントなんて眼中に置かない Fuck Clients.
映像の中の1フレーム1フレームに隙がないというか、どこを切り取っても画になる感じで圧倒的だった。今回のFITC Tokyo 2013のメインビジュアルも、この人が関わってる作品。
- という感じで1日目でした。
- ボランティアはパーティー前までで終了。
- パーティーは一般の参加者に混ざって参加させてもらいました。
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@Saqooshaと@murakenと@fladdictが並んでいたのでパチリ。無断で載せてごめん。
- その後、Adobeの太田さんにご紹介いただき、なんとGrant Skinner師匠と直接お話しすることができました!(ひゃっほーい!)
- 英語は正直ふんわりなので、最初は太田さんに通訳していただきました。
- 太田さんがいなくなって2人きりになった後は、なんとかカタコトでがんばった……!
- CreateJSの新しいバージョンを待ち望んでるよーとか
- 日本のデベロッパーはみんなワーカホリックで眠らないねクレイジーだねとか
- そういう話をしました。
- きっかけとなったWeb DesigningでのCreateJSの記事をAdobeの太田さんにお伝えいただいた野中さん、記事を書かせていただいたWeb Designingさん、編集の今里さんに感謝いたします。
- あと、何人かのFlash仲間と談笑させていただいて、1日目は終了。
2日目:1/27(日)
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演出のエンジニアリング Engineering in Direction
繰り返し訴えられていた、「体験をデザインしているのだから、体験でプレゼンテーションしよう」というメッセージがとても力強かった。これだけ短い年月に濃いものを残し続けてきて、これからPARTYどんなことになるのという恐ろしい気持ちに。 -
CreateJS:オープンウェブでリッチインタラクティブエクスペリエンスを構築 CreateJS: Building Rich Experiences on the Open Web
CreateJSの概要から、新バージョンでの話まで。かんたんにコードもでてきたけど、具体的にコードの中身を説明したのってこのセッションくらいだった。良い悪いではなくて、それくらい今のFITCは表現寄りの内容が多いってことだね。 -
インタラクションを超えて Beyond Interaction
もうなんというか超絶すぎて、僕もうオシッコが漏れてました……。
- てなわけで2日目でした。
- 一緒にボランティアスタッフをやっていた方々と「良かったねー」と談笑しつつ
- カヤックの村井さんと「Flashはやっぱり最高だよねー」と再認識しつつ
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またGrant Skinner師匠がいたので写真を撮ってもらいました!
- 左から、野中さん、Grant師匠、水玉の梅原さん、ワタクシ。
- というか野中さんと梅原さんが写真を撮ろうとしていたところを見つけて割り込みました。1人増えてごめんね。
- ハイボールを3杯ほど飲むなど。
- パーティーが終わった帰り道、電車で梅原さんといろいろ話してやっぱりFlashイベントっていいなーって思いました。
まとめ:悪かったところと良かったところ
ボランティアとはいえ、一応運営側に入れてもらったので感想を書くのはお門違いかもしれませんが、Flashやそれにまつわるモノ、コトの役に立てば、という思いでまとめてみます。
悪かったところ
- 会場へのアクセスが悪かったです。1日ならいいけど、2日連続のイベントとしては正直ちょっとしんどかったです。
- 満席だったのでしょうがなかったですが、客席が詰め気味で窮屈そうでした(僕は基本立ち見)。
- ノートPCやタブレットを使う人がたくさんいたので、小さくてもいいのでテーブルがあると嬉しかったです。あとWi-Fiも。
- いくつか、セッションのタイトルと実際の内容が噛み合っていないものがありました。お話しいただいた内容はすべて興味深かったのですが、期待していたものが聞けない残念感はありました。
良かったところ
- やっぱり純粋にFITCはおもしろい!
- ふだん聞けない話が聞ける。
- ふだん会えない人に会える。
- なによりちょっと勇気(と英語力)を出せば外人とも話せる。
- 1日中、同じ空間で同じ人達と過ごす一体感が得られる。
- 具体的にFlashのことを取り上げるセッションは減っているけど、Flashへの愛情と熱量はちっとも減っていない(むしろ増えている)!
- さまざまなジャンルの人達から明日へのモチベーションをかき立てられる。
そういうわけで、今年もすばらしいFITCでした! ぜひまた来年も開催されることを祈っています!
よろしければコメントをどうぞ!
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