- 2010年8月 2日 13:38
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大重さんの新刊『詳細!Progression 4 Flashフレームワーク入門ノート』を読みましたので、紹介記事を書いてみます。
Progressionを始めるときにこの本が欲しかった……!
Progressionを始めるとき、はじめに恩恵を受けるであろう「シーン」という独自の概念を理解することが最初の壁と言えます。私も、最初にProgressionに触れたときは、個人的に確立してきた手法との違いに戸惑いを覚えた記憶があります。学習したあとで振り返ると、良く作り込まれているフレームワークだからこそシンプルな構造になっていることに気づくのですが、何もない状態から手探りで始めると、ちょっとしたことでつまづいてしまうのです。
ウリのシーン機能を徹底解説
本書は、Progressionの概要や、開発スタイル別の解説、コマンド、キャスト、リソースなど各種機能の紹介をしています。そしてなによりも、最大の特徴であるシーンについて、事細かに解説してるのが嬉しい点なのです。単独、子、孫などのシーン構造(シーンツリー)ごとに具体的なコードを交えて解説(チャプター3)されていたり、シーンの移動とイベントをよく使うケースに分けて書かれていたり(チャプター4)、といったところがオススメポイントです。
同じProgressionを扱った解説書籍として「ProgressionによるFlashコンテンツ開発ガイドブック」もありますが、シーンについては圧倒的に本書の方が詳しく、かつ易しく書かれています。よって、Progressionをこれから始めよう!という人の学習の順番としては、まず本書でシーンやコマンドなどの基本的な概念と機能をしっかり把握したあと、「Progressionによる~」でより細かい機能を学んでいく、というのが良いと思います。つまり、両方買おう!
一家に一冊、大重本
大重さんの本でなにより嬉しいな、と思うのは、書籍専用のサポートサイトがあることです。本書は発売から半月ほど経過しています(ブログに書くのが遅くなってスミマセン!>大重さん)が、さっそく正誤表がアップデートされていますし、関連情報も集約されています。出版社がキッチリと用意するページもよいですが、著者自身がこういうページを設けて読者とコミュニケーションをとる姿はすばらしいな、と思います。
★★★★★
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