拙者の両親も仲が悪かった、というか悪くて離婚したのだけれども、その子供である拙者は二人のことについてはあまり関心を抱いていなかったためか、あまり心苦しかった記憶がない。
今振り返ってみると、「こりゃひでえなあ」と言いたくなるようなケンカばかりの日々だったけど、子供の拙者はそんなことによりも、今日は一人でどういう遊びをするか、ということのほうが大事だったような気がする。